リブセンス、中古物件の価格査定 今冬にも仲介サービス

from:カテゴリーなし|2015.9.17

リブセンス、中古物件の価格査定 今冬にも仲介サービス

2015/8/26 23:39 日経新聞

 アルバイト求人サイトを運営するリブセンスは住居用不動産の取引仲介事業に参入する。都内の中古マンションなど約2万件について、賃貸や売買履歴などのビッグデータをもとに価格を査定し27日からサイトに掲載する。利用者はサイトで気になる物件の参考価格をみて、購入を検討しやすくなる。今冬にも仲介サービスを始め、サイト経由で円滑に不動産を取引してもらう。

 不動産サイト「イエシル」を開設する。価格はネット上の売買履歴や自治体などの公開データに加え、リブセンスの独自調査をもとに査定する。価格は1カ月ごとに更新し、不動産市況の変化を細かく反映する。

 仲介サービスはサイトから簡単に申し込めるようにする。専門スタッフが対応し、仲介手数料を受け取る。手数料は取引価格の3%に6万円(税別)を加えた額が法定上限だが、リブセンスはそれより割安にすることも検討する。

 サイトでは価格の推移、物件の利便性や治安などの8項目を分析した独自評価も掲載する。都内に住居用不動産の中古物件は13万あるとされる。今後は掲載物件数を増やしながら、対象地域を横浜市などほかの都市部に拡大する。